育毛剤についてのコラム

育毛剤の成分にはどんな効果があるの?

育毛剤に配合されている有効成分の効果効能について解説します。 薄毛・抜け毛への効果が期待できるのは一体どの成分が有効なのか? よく聞く育毛成分・ミノキシジルには副作用はないか?などの疑問についてもお答えしていきます。

育毛剤の有効成分にはそれぞれ役割がある?

育毛剤に配合されている有効成分は、厚生労働省から「医薬部外品」として認可されており、 安全性や効果効能の高さから、脱毛の防止および育毛促進を目的とする外用剤として、「医薬品」未満、化粧水以上の効果を期待することができます。

育毛剤に含まれている育毛効果が期待できる成分は全部で100種類以上も存在しています。 種類の多さにも驚きますが、それぞれの成分がどんな育毛効果があるのかご存知でしょうか?

こちらの記事では、よく育毛剤に配合されている有効成分の効果効能や、副作用などの注意点、自分に合った育毛剤の選び方について詳しく解説していきます。 聞きなれない有効成分を見てもピンとこない、どの育毛剤を選べばいいのか悩まれたときの参考にしてみてください。

育毛剤の有効成分にはそれぞれ役割がある?

厚生労働省が認めた育毛効果があるとされる有効成分には3つのタイプがあり、それぞれに次のような働きがあります。

1、髪の毛の成長を促す

抜け毛を増やし、髪の毛を増やすためには、毛根にある「毛母細胞」を活性化させる必要があります。毛根へ栄養を運ぶ役割をしているのが、毛根の土台となっている「毛細血管」です。 毛細血管の流れをよくし、毛母細胞を活性化を促す有効成分を届けることが、髪の毛の成長につながっていきます。 また、細胞に新陳代謝の指令を出す「成長因子」というたんぱく質も重要で、この成長因子を補う成分も髪の成長には必要となります。

2、抜け毛を予防する

男性の抜け毛の原因には、脱毛を促す男性ホルモン(DHT)が多く分泌されすぎることが大きな要因となっています。 DHTの分泌量は遺伝による影響が大きく、この男性ホルモンの生成を抑える有効成分が育毛剤に含まれていることで、男性の抜け毛防止に効果をもたらします。

3、頭皮環境を整える

頭皮トラブルの改善させる有効成分です。頭皮は髪の毛の成長させる土台といえます。 過剰に分泌される皮脂を抑え、フケやかゆみなどの頭皮トラブルをなくすなど、健康な頭皮に改善することが育毛の基本となります。

以上のように、有効成分それぞれに含まれる効果効能が、頭皮や髪にアプローチすることで、頭皮環境を改善し、抜け毛の予防や育毛効果をもたらすとされています。 次に、育毛剤によく配合されている有効成分の種類ごとに詳しくご紹介していきます。

育毛剤の主な有効成分と期待される育毛効果とは?

育毛剤を選ぶ際には、自身の薄毛や抜け毛の原因に合った有効成分が配合された育毛剤を選ぶことが大切です。 下記では、よく耳にする有効成分について、上記で説明した3つのタイプに分類し、それぞれの働きや効果効能をご紹介します。

育毛・発毛促進する成分

髪の成長や発毛を促す効果が期待できる有効成分をご紹介します。

アシタバエキス

セリ科の植物で、血行促進佐生応、細胞活性作用が高く、頭皮の新陳代謝を促します。 また、高い抗酸化作用があり、収れん作用や抗菌作用により頭皮環境の改善にも効果的です。
アシタバエキスが配合されている主な育毛剤:プランテルEX、イクオスEXプラス

イチョウ葉エキス

認知症に有効とされるイチョウ葉エキスには血流促進作用があるため、毛母細胞に栄養が届きやすくなります。 加えて、抗酸化作用と抗炎症作用も持っており、頭皮の酸化を防ぎ、健康な頭皮環境に整えます。
イチョウ葉エキスが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、イクオスEXプラス など

Ⅼ-アルギニン

天然に存在するアミノ酸の1つで、ホルモンの分泌を司る下垂体を正常に機能させるために必要な成分です。 特に成長ホルモンにはアンチエイジング効果があるため、これを生成させることで毛母細胞の老化を抑え、毛髪の再生効果を促します。 さらに、血行促進効果も持つことから育毛促進に高い効果を期待できます。
L‐アルギニンが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、プランテルEX、イクオスEXプラス、BUBKA ZERO など

クジン抽出液

クララという植物(マメ科)の根で、クララエキスとも言われます。 毛根細胞を活性化し、血行促進の効果があるとされ、皮膚のハリや弾力を低下となる原因を抑制する作用、抗炎症、保湿効果あり。
クジン抽出液が配合されている主な育毛剤:フィンジア

ショウブ根エキス

抗菌作用・血行促進作用・発汗作用などがあります。頭皮の菌の繁殖を防ぎ、発汗を促し頭皮の老廃物を排出させることで毛穴の詰まりを除き、頭皮環境を整えます。 さらに、頭皮の血液の流れをよくし、髪の成長させる毛母細胞に栄養分を届けやすくする効果が期待できます。

センブリエキス

センブリエキスは、毛細血管を強くし皮膚の温度を上げる作用がある成分です。また、肌のターンオーバー効果や血行促進効果も期待できます。 更に発毛促進効果があるので、育毛剤などでよく使用される成分です。
センブリエキスが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、イクシオEXプラス、プランテルEX,ポリピュアEX、リデン、BUBKA ZERO、フィンジア

トウガラシエキス

血行促進効果があるカプサイシンとよばれる物質が含まれてます。 頭皮の血流がよくなるだけではなく、カプサイシンの刺激で毛根が開き、 成分が浸透しやすくなる効果や保湿効果もあるため、頭皮の環境も整えることができます。

ツバメの巣エキス

ツバメの巣に含まれている細胞成長因子や細胞増殖因子により、髪の成長サイクルを改善する効果が期待でき、加齢とともに増える抜け毛や薄毛対策になります。 併せて、ツメバの巣エキスには育毛作用のある「IGF-1」を増やす効果を持つシアル酸が含まれています。

ニンジンエキス

万能薬といわれる高麗ニンジンの根から抽出したエキス。 ニンジンエキスに含まれる成分のサポニンによる血行促進の効果があり、血液中の余分な油を排除して血液をサラサラにします。 頭皮の血流がスムーズになることで、毛根に栄養がいきやすくなり、抜け毛予防と育毛促進に効果的です。 加えて、サポニンには抗酸化作用と抗菌作用もあるため頭皮の炎症を緩和にも役立ちます。
ニンジンエキスが配合されている主な育毛剤:ポリピュアEX、リデン など

パントテニルエチルエーテル

ビタミンB群のひとつで、毛母細胞活性化が期待できる成分です。 また、保湿効果や皮膚の代謝をよくする働きも持っているため、頭皮環境の改善にも適しています。
パントテニルエチエーテルが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、ポリピュアEX

ビワ葉エキス

育毛活性成分を含有するエキスで、頭皮にうるおいを与え頭皮環境を整える効果も期待できます。
主な育毛剤:チャップアップ、イクシオEXプラス、フィンジア など

ヒキオコシ(延命草)

薬学総合研究所と養毛・毛生剤の販売企業との共同研究で、毛乳頭細胞を活性化させる効果があると発見され、 男女関係なく様々な原因による薄毛に効果が期待されている話題の成分です。
ヒキオコシ(延命草)が配合されている主な育毛剤:チャップアップ、プランテルEX、フィンジア

ピディオキシジル

ミノキシジルとよく似た分子構造であることから、別名「ミノキシジル誘導体」とも言われ、 血管を拡張させ血流を促し、直接眠っている毛母細胞を活性化させる作用を持っています。 副作用の可能性があるミノキシジルとは違い、ピディオキシジルは吸収されやすい成分のため、安全性にも認められた成分です。
ピディオキシジルが配合されている主な育毛剤:フィンジア など

ヒトオリゴペプチド-21(IGF)

インスリン様成長因子のことで、IGFは成長ホルモン(成長因子)の働きを強める効果があります。 毛母細胞の再生に期待でき、毛穴の老廃物を排出する働きも持っています。

ミノキシジル

元々は高血圧の経口薬として、アメリカの大手製薬会社ファイザーが血管拡張薬として開発した成分ですが、 髪を育成し、脱毛症を回復させる効果が発見され、頭部に塗布する育毛剤として配合されています。副作用の可能性があり、女性は使用できません。

スイスの化粧品メーカーが開発した育毛成分で、ヘアサイクルの乱れを正常化し、休止期の髪を減らし抜け毛を防ぐ効果が期待できます。 上記の「ミノキシジル」の2倍の育毛効果があるとの臨床結果があります。
リデンシルが配合されている主な育毛剤:プランテルEX、リデン

抜け毛を予防する成分

続いて、抜け毛を防ぐ効果のある有効成分をご紹介します。脱毛を促す男性ホルモンを抑える働きがあり、AGAにも効果的です。

アカツメクサ花エキス

アカツメクサに含まれているビオカニンAという物質が、 男性特有の脱毛症(AGA)の原因となる男性ホルモンの分泌を抑えることから、抜け毛を防ぐ効果が期待できます。 また、大豆の10~20倍のイソフラボンが含まれており、髪に必要なヒアルロン酸やコラーゲンの活性化させる働きもあります。

エチニルエストラジオール

女性ホルモンを構成している1種で、脱毛の原因となる男性ホルモンの過剰な分泌を抑制してくれる成分です。効果の高さから「医薬品」に分類されている。

オウゴンエキス

男性ホルモンの過剰分泌を抑制する効果があり、抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗酸化などの働きも併せ持っています。
オウゴンエキスが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、プランテルEX、イクオスEXプラス

キャピキシル

カナダのルーカスマイヤー社が、アカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3を複合して開発した成分です。 男性ホルモンの分泌を抑えることで抜け毛を防ぎ、毛母細胞の再生を促す働きは、ミノキシジルの3倍の育毛促進効果があると言われています。 副作用もなく女性でも使用できる安全な成分です。
キャピキシルが配合されている主な育毛剤:フィンジア

チョウジエキス

漢方に配合されることが多い成分で、チョウジエキスに含まれる「オイゲニルグルコシド」という物質には、抜け毛の原因となる男性ホルモンの増加を抑える効果があります。 他、抗菌作用を持ち、フケ、かゆみ、炎症などの頭皮トラブルを防止させ、血流をよくする効果もあります。
チョウジエキスが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、ポリピュアEX、プランテルEX

ノコギリヤシ

臨床検査で男性ホルモン(DHT)の生成を抑制するとの報告があり、よくサプリメントに配合されることで有名。

ヒオウギエキス

抜け毛の原因である脱毛酵素の抑制効果、女性ホルモンに似たイソフラボン誘導体を効能同に含むことから、頭皮の保湿効果や、ツヤのある髪の毛を作る働きもあります。
ヒオウギエキスが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、プランテルEX、イクオスEXプラスなど

プラセンタエキス

男性ホルモンの過剰な分泌を抑え、頭皮の血行や新陳代謝を促進させる効果があります。 プラセンタにはホルモンバランスを整える働きがあるため、発毛にも効果が期待が高まっている成分です。

冬虫夏草エキス

生きている昆虫に寄生するキノコで、漢方として使用されることで有名です。 免疫力の向上、抗酸化作用、抗感染症作用、老化防止などの健康効果の他、抜け毛に効果的な「亜鉛」や十数種類のアミノ酸が含まれており、 抜け毛の原因となる5aリダクターゼを抑える働きや、頭皮環境を整える効果があります。
冬虫夏草エキスが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、プランテルEXなど

頭皮環境を整える成分

髪を育てる土台作りに重要な、頭皮環境を整える作用がある有効成分をご紹介します。

グリチルリチン酸ジカリウム

甘草(カンゾウ)の根かた抽出した成分で、グリチルリチン酸2Kと省略された表記もあります。 抗炎症・抗アレルギー作用を持ち、フケやかゆみを抑えるなど、頭皮環境の改善に適しています。頭皮環境の改善に効果的。
グリチルリチン酸が配合されている主な育毛剤:チャップアップ、ポリピュアEX、プランテルEX、イクオスEXプラス

塩酸ジフェンヒドラミン

アレルギー性の症状を抑える効果を持つ、抗ヒスタミン薬として知られる成分ですが、かゆみや炎症などの頭皮トラブルを防ぎ、血行促進効果があります。
塩酸ジフェンヒドラミンが配合されている主な育毛剤:チャップアップ、プランテルEX、イクオスEXプラス、

M-034 (海藻エキス)

ミノキシジルと同等の育毛効果があるとして注目されている新しい育毛成分です。 フコイダンと同じく海藻の食物繊維(ネバネバ)から抽出された成分で、抗菌作用、保湿効果で頭皮環境を整え、頭皮の血行促します。 加えて、毛母細胞を生み出す外毛根鞘(がいもうこんしょう)の増加を促すことで発毛効果が期待できます。
M-034が配合されている主な育毛剤:チャップアップ、BUBKA ZERO など

L-ロイシン

アミノ酸の一種で、たんぱく質の合成や分解に深い関わりを持ち疲労回復などに効果的ですが、育毛ケアにも効果的な成分として注目されています。
L‐ロイシンが配合されている主な育毛剤:プランテルEXなど

キハダ樹皮

ミカン科の落葉樹。抗菌作用、抗炎症作用と、毛穴の引き締め効果があり余分な皮脂を防ぎます。脂っぽい頭皮におすすめ。また、肌への刺激がなく保湿効果もあります。

ドクダミエキス

ニキビ・アトピーなどの肌トラブルを改善させると同様に、抗炎症作用により、頭皮の環境も改善し抜け毛を防ぎます。また、血行促進効果もあるため、頭皮に栄養が届きやすくなります。

トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)

トコフェロール=ビタミンEのことで、抗酸化作用、抗炎症作用、血行促進作用があり、育毛環境を整えて頭皮の血流をよくする効果があります。
トコフェロール酢酸エステルが配合されている主な育毛剤:イクオスEXプラス、BUBKA ZERO

ビワ葉エキス頭皮

ビワの葉から抽出されたエキスで、解毒作用がある「アミグダリン」という成分が含まれています。このアミグダリンにより血行を促し頭皮環境を整えます。 また、髪の成長因子の増殖を促進効果を持ち合わせており育毛効果も期待できます。

フコイダン

もずく・わかめ・めかぶ・昆布などに含まれている食物繊維から抽出した成分。 髪の原料であるアミノ酸が豊富に含まれているため健康な髪を育てる効果があります。さらに高い保湿力で頭皮のフケやかゆみを防ぎます。

ポリリン酸Na

ヒトを含む生物の体内に存在する物質で細胞の活性化や再生させる成分です。 毛母細胞の増殖を促すFGF-7(毛乳頭細胞から産出されるたんぱく質)に働きかけ発毛・育毛効果を促します。
ポリリン酸Naが配合されている育毛剤:ポリピュアEX

ボタン

牡丹の根から抽出されたエキス。抗菌作用、消炎効果で頭皮環境を整え血流の流れをよくする効果や、 抗酸化作用により頭皮の細胞へのアンチエイジング効果が期待できます。
ボタンが配合されている主な育毛剤:フィンジアなど

マジョラムエキス

リラックス効果があることからシソ科の植物でアロマオイルにもよく使用される成分。 ヒアルロン酸の促進効果による保湿作用、抗酸化作用、抗炎症作用があります。
マジョラムエキスが配合されている主な育毛剤:BUBKA ZERO

ローマカミツレエキス

アロマオイルによく使われているカモミールから抽出したエキス。 抗菌作用、抗炎症作用によりフケやかゆみなどの頭皮トラブルを防ぎ、代謝を活性化させます。また、髪のツヤを出す作用も含まれた成分です。
ローマカミツレエキスが配合されている主な育毛剤:プランテルEXなど

育毛剤の独自成分とは?

育毛剤の独自成分とは、育毛剤を販売している企業それぞれが独自の研究や技術で開発した、他の育毛剤にはない成分です。 育毛剤各社では、専門研究員との共同開発や、希少な植物の成分から育毛作用を発見するなど、 より効果的な育毛剤の開発が今もなお進められており、現在では以下のような独自成分があります。

ジンゲルシックス®

高知県四万十産の赤ショウガ(大変希少)から抽出されたエキスの成分。 一般に流通しているショウガエキスに比べ6-ジンゲロールが豊富に含まれおり、頭皮の血行促進や、抗酸化作用により頭皮環境を整えます。 また、発毛因子FGF-7に働きかける作用があることから発毛を促す効果が期待できます。 株式会社ソーシャルテックが販売する「チャップアップ育毛剤」だけに使用されている独自の育毛成分です。

ペブプロミンα

ヒオウギ、ボタン、ビワ葉の厳選された成分を独自比率で配合。頭皮を保湿し抜け毛を防ぎます。(000特許出願成分) 株式会社ユーピーエスが販売する「プランテルEX」の独自成分です。

バイオポリリン酸

海由来の酵母を培養して抽出したエキスで、高い保湿効果があります。 アミノ酸、ミネラル、ビタミンなどの成分が含まれており、非常に小さいナノサイズ粒子なため、毛根の角質層に浸透しやすく、頭皮や頭髪の健康を保ちます。 専門研究員による開発した、シーエスシー株式会社の独自成分で「ポリピュア」に配合されています。

バイオパップス

海洋酵母から抽出。保湿効果があり頭皮への浸透をサポートします。バイオポリリン酸同様「ポリピュア」の独自成分です。

アルガス-3

育毛に有効な3つの海藻由来エキス「M-034」「ペルべチアカナリクラタ」「ガゴメコンブ」が育毛効果を最大限に引き出せるようなバランスで配合されており、 育毛効果が高いとされる成分キャピキシル5%やリデンシル5%を配合した育毛ローションと比較した臨床試験を実施したところ、満足度が一番高いという評価を得られました。 株式会社キーリーが毛髪診断士と共同で研究を重ね開発し「イクオスEXプラス」に配合された独自成分です。

どんな有効成分が入っている育毛剤を選べばいい?

トラブル回避

有効成分の種類が多すぎて、一体どの成分が入った育毛剤を選べばいいのかわからない。そんなお悩みに、薄毛のタイプや頭皮のトラブル別におすすめな有効成分をご紹介します。

男性ホルモンによる脱毛症(AGA)

男性ホルモンが原因で薄毛傾向にある場合は、アカツメクサ花エキス、キャピキシル、ヒオウギエキス、リデンシル、冬虫夏草エキスなど 「抜け毛を防ぐ効果」のある成分が含まれている育毛剤を使われることをおすすめします。

加齢・ストレス・不規則な生活による薄毛

老化や不規則な生活などにより、体内の活性酸素が増えすぎてしまうことが髪の成長サイクルも乱れ薄毛の原因となります。 酢酸トコフェロール、チャエキス(緑茶エキス)など抗酸化作用のある成分が育毛剤に配合されていることが望ましいでしょう。 また、ストレスや、体の冷えなどから血行が悪くなると毛の成長に必要な栄養が毛根に届かなくなってしまうため、 センブリエキス、イチョウ葉エキス、L‐アルギニン、トウガラシエキス、ショウブ根エキス、ヒキオコシなどの成分に血行促進作用があり、育毛効果が期待できるでしょう。

頭皮がベタベタしているまたはカサカサしている

顔よりも多くの皮脂腺がある頭皮はベタつきやすく毛髪の成長を妨げます。 皮脂の汚れが毛穴につまらないように清潔さを保つ必要がありますが、シャンプーのしすぎなどで皮脂が少なくなると、 皮脂がかえって多く分泌されたり、頭皮のかさつきから炎症を起こしやすくなるため、M-034、フコイダンなどの海藻エキス、 ポリリン酸ナトリウムなど、保湿効果のある成分や、ボタンエキス、チョウジエキスなど菌の繁殖を防ぐ成分が含まれていると頭皮環境を整えることができます。

フケやかゆみが気になる

ふきでもの、かゆみ、フケなどが出るなど、頭皮に炎症が起きていると毛髪の成長を妨げ、抜け毛が増える原因となります。 グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン、オウゴンエキス、ビワ葉エキス、ローマカミツレ花エキス、 ドクダミエキスなど「消炎作用がある成分」が頭皮トラブルには効果的です。

髪の毛が細く弱弱しい

髪が細くなる原因は加齢や生活習慣の乱れによるものと言われていますが、髪の主成分であるケラチンというたんぱく質を補うことで、 ハリやコシのある毛髪を取り戻すことができます。ケラチンは18種類のアミノ酸から構成された成分であることから、 アミノ酸の1種であるポリリン酸Na、フコイダン、L-ロイシンなどの成分が含まれている育毛剤を選ばれるとよいでしょう。

ミノキシジルには副作用がある?注意したい有効成分とは?

これまで有効成分の育毛効果についてそれぞれ紹介してきましたが、肌が弱かったり、薬で副作用が出やすい方にとっては、安全性についても気になるところではないでしょうか。 例えば、発毛・育毛効果があるとして有名なミノキシジルは薬効力が強い分、副作用が起こる可能性があります。

その他、「医薬品」として分類されている発毛剤は、体への作用が強く副作用が起きる可能性が高いため、使用する際には気を付ける必要があります。 よく発毛剤に配合されており、副作用に気を付けたい有効成分はミノキシジルの他、次のような種類があります。

副作用に気を付けたい有効成分

・ミノキシジル
頭皮の血行促進と、毛母細胞を活性化させる効果があり、脱毛症の予防に効果が認められた成分ですが、頭皮などの肌のトラブル、めまい・頭痛、激しい動悸などの副作用が起こる可能性があります。

・フィナステリド
男性特有の脱毛症AGAの原因を抑制する成分ですが、男性機能の低下、食欲不振、肝機能障害といった副作用が起こる恐れがあります。

・デュタステリド
上記フィナステリド同様に男性特有の脱毛症AGAの原因を抑制する成分です。フィナステリドよりも発毛効果がありますが、 男性機能の低下、肝機能障害などの副作用が起きる可能性があります。

・塩化カルプロニウム

血行促進効果により発毛を促す成分です。上記の成分よりも重い副作用はありませんが、発汗や頭皮のかゆみが起こることもあります。

上記のような「医薬品である発毛剤」には、副作用を引き起こす可能性があるため、リスクが低い「医薬部外品」の中から、添加物が少なく、できればアルコールフリーの育毛剤を使うことをおすすめいたします。 もしも、副作用と見られる症状が出たら、ただちに育毛剤や発毛剤の使用を止め、専門の医療機関を受診するようにしましょう。

この記事まとめ

3つのタイプに分かれた有効成分の働きと、それぞれの育毛効果についてご紹介しましたが、育毛剤に含まれる有効成分が多ければ多いほど効果があるというわけではありません。

育毛剤を成分から選ぶ際には、まず成分の働きを知ること、次に自分の症状や悩みに合った成分であるかどうかを判断することが大切です。

育毛剤の成分には抜け毛防止や育毛促進の効果がありますが、副作用が起きるケースもあります。 医薬部外品である育毛剤の使用であれば過剰に心配する必要はありませんが、植物や果物にアレルギーがある場合には、植物エキスなどの原料は必ず確認するようにしましょう。

また、副作用は体力や免疫力が低下しているときに起こりやすい傾向にあります。体調が悪いときは、育毛剤や発毛剤の使用は中断し、もしも異常を感じたら、皮膚科などの専門の医療機関を受診するようにしましょう。